快挙に団員の笑顔がはじけました。
全日本吹奏楽コンクール。
ある吹奏楽団が金賞に輝きました。
「支えてくれた家族や仲間に感謝しかありません。
何より、この栄冠を、
東北をはじめとする被災地の皆さまにささげます」。
吹奏楽団の楽団長の言葉が印象深かった。
先日、同楽団が掲げてきた「項目」を
目にして胸を打たれました。
その中に「被災地の一日も早い復興」とあったからです。
被災した方々の心の傷が癒える、
その日まで徹底して励ましを送り続けよう――
「復興」の二字に込めた、団員たちの思いです。
音楽隊は「希望の絆」コンサートと題し、
被災地での演奏に力を注いできました。
観客の中には、「明日から生きる元気をもらった」
と語る年配の方、「将来、吹奏楽団に入りたい!」
と言う子供も。
そのたびに団員は、創設者が音楽隊に示した
「心は心でしか、温めることはできない」
との指針をかみ締めました。
この「音」は、人々の「心音」に共鳴するとも言えよう。
悲嘆の「哀音」を、不屈の「妙音」で包む――
音楽隊の挑戦は続きます。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!