地面に引いた30センチほどの幅の道を
踏み外さないように歩く。
子どもの頃、こんな遊びをした人も
多いのではないでしょうか。
その幅の道を歩くことはたやすい。
だが、もしそれが断崖絶壁に架かる丸太橋であれば、
恐怖で足がすくみ、一歩も進めなくなってしまうだろう。
工学博士の田坂広志氏は、
そうした状態を「自己限定」の思い込みに
支配されている現象と分析します。
たとえ力が備わっていても「不可能だ」と感じた途端、
その能力は萎縮します。
肉体のみならず、精神的な力も同様だといいます。
ある男子は、障がいで幼少期から車いす生活に。
自分にできることはわずかしかないとの考えが、
常に心を支配していました。
皆と同じようには仕事に就けないのでは――
彼の不安を聞いた先輩は
「君には、その笑顔があるじゃないか」と。
温かな励ましは、彼が一歩を踏み出す力となりました。
以来、“誰よりも明るい笑顔で”を信条にしています。
仲間の励ましがあれば、人は強くなれます。
不可能と感じていた壁さえ越えることができるのです。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!