知り合いに木工職人3代目の壮年と、
電子機器の研究開発に従事する青年がいます。
“伝統”を守る壮年と、“革新”に挑む青年――
仕事の内容から受ける印象は全くの反対。
だが、それぞれが大切にしているものは
共通するように感じます。
壮年は「伝統工芸の道には“終わり”も
“完全解答”もありません。
自分が成長し続けることで伝統は守られます」と語ります。
一方、先の青年いわく、
前例踏襲の研究では不安材料は少ないが、
飛躍的発展は望めない。
“こうあらねばならない”という執着を打破し、
柔軟な思考で価値的変化と進歩を目指すのが
信条だといいます。
青年は、日進月歩の電子分野で揺るぎない信念をもって
研究を続けるために
三つの「し」を大事にしているとのこと。
学生時代の指導教授だった学問の「師」、
何のための研究かという高い「志」、
確固たる自分という意味での「私」。
いわば、“変え続けるために、
変わらない”意志を貫く青年。
一方、“変わらないために、変わり続ける”
と意気込む壮年。
両者に共通するのは燃える「使命感」です。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。