「桜色」の染料を取り出そうと試みた染織家の話。
 

桜の花びらを煮出しても、
桜色の染料は取り出せませんでした。

 

試行錯誤の末、いまだ花も葉もない雪中の桜の”幹”から、
樹皮を剥いで煮出すと、
見事な桜色の染料を抽出できたといいます。


 

ただ春を待つように見える、武骨な桜の木の中に、
すでに鮮やかな桜色は、確かに息づいているのでしょう。


 

ゴツゴツした桜の木からも、やがて美しい花が咲くように、
日々の行動に励むことで、
誰もが生命を顕せることができます。



 

はた目には分かりません。
 

けれど、私たちの生命の奥には、
爛漫と咲き薫るべき「時」を待つ、
使命の花芽が確かにあります。

 

厳冬のような試練を耐え抜き、勝ち越えた、
わが人生を鮮やかに彩るのは、
その人にしか咲かすことのできない、
万朶の幸の大輪です。

 

地道な行動を貫く先に、開花の春は必ず訪れます。

 

 

 

 

 


「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。

ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。

そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!