「我等の宝は友人である、
彼等より送り来る手紙は宝船である」
(『内村鑑三全集14』、岩波書店)。
今年も数多くの年賀状を頂きました。
はがきからメールに切り替える人も増えたが、
友からの便りはうれしい。
普段から語り合う友もいれば、
機会をつくらない限り、会えない友もいます。
年賀状や暑中見舞いなどの季節のあいさつが、
かけがえのない交流となっている友も。
だからこそ一枚のはがき、一通のメールに心を込めたい。
今年、83歳と82歳になる夫婦。
夫は3年前、脳梗塞と腕の骨折が重なり、
以来、ペンを握る手に力が入りません。
それでも、今年の年賀状は350枚ほど書きました。
宛名も“友へ贈る言葉”も手書き。
多い時は650枚以上も記したというが、
亡くなる方も増え、年々、減少傾向と残念がる。
夫婦は年賀状を一枚一枚、手にしながら言いました。
「一度の出会いでつながる方は、まれなケースです。
私たちはできる限り、その方はもちろん、
その方の家族や子ども、
孫の世代まで交流を続けてきました。
それが『心の財』となっています」。
蘭の高貴な香りが部屋中の人に
心地よい香りを残すように、
相手に良き影響を与える交流を重ねたいですね。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!