盲養護老人ホームを訪れた際、
書道療法の光景を見ました。

 

目の不自由な高齢者が、
合図の音を頼りにバケツに入った墨を筆につける。

 

和紙に向かう姿は真剣そのものです。

 

主宰する書道家の男性から話を聞きました。
 

ここにいる方々はかつて、
つらい思いを重ねるうちに笑顔を忘れ、
何をするにも消極的になってしまっていた。

 

その様子を見かねた男性が
「笑顔を取り戻してほしい」と始めたのが、
この療法でした。


 

最初は皆、自信がなさそう。
 

だが、手のひらに文字を書いて形を覚えてもらい、
筆を持つ手を支え、
一緒に何度も何度も書いていくうちに、
多くの人が驚くほど力強い字を書き始めました。

 

やがて全国規模の書道展に入選する人も。
 

男性が語っていました。
 

「皆の生き生きした書と笑顔に、
私の方が励まされています」。



 

病気やハンディを抱えたり、苦難が続いたりすると、
心の奥に希望をしまい込む人がいます。

 

自分の存在意義を感じられなくなり、
思い悩んでしまう人も。

 

しかし、誰にだって生きる喜びを味わう権利があるし、
幸せになるために生まれてきたはずです。


 

人はどんな状況でも、希望を見いだし、
可能性を開いていけます。

 

信じ続けてくれる存在があれば。
 

支え寄り添い続けてくれる友さえいれば。

 

 

 

 

 


「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。

ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。

そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!