数十年前、遠隔地にある大学を受験するため、
試験前日の昼に電車で故郷を出ました。
当時は携帯電話どころか、
まだポケットベルさえ出回っていない時代で、
駅には「伝言板」がありました
改札口に入る直前、
伝言板に見慣れた文字を見つけました。
「頑張れ。朗報を待つ」。
先輩の方の筆跡でした。
“勉強のじゃまにならないように”
との心遣いによる激励の手紙を、
それまで何通も頂いていました。
朝の出勤時に書いたと思われる、
その方の励ましのおかげで、
心強い気持ちで試験に挑み、難関を突破できました。
その思い出は忘れがたいです。
新聞に、青年時代を共にした仲間の体験談が
掲載されました。
病、仕事のトラブルといった試練を乗り越えた内容でした。
文章は短かったが、友の奮闘に勇気づけられました。
新聞は読者への“伝言板”の役割も果たしていると思う。
苦難と戦う渦中の友には、
励ましの言葉が大いなる希望となります。
「伝言」は“言葉を伝える”と書きます。
実際は、言葉以上に、発信する人の「心」が温かく、
深く伝わってくるものです。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!