46・3度――
1923年に発生した関東大震災後の東京の気温です。
正式な記録ではないが、
当時の「中央気象台月報」に記述されています。
震災で発生した火災が、
台風通過後の強風で急速に燃え広がりました。
気象台に火が迫る中、観測員たちは
「観測が途絶えること」「記録の焼失」を防ぐため、
観測原簿を持ち出して
延焼を免れた風力塔で観測を続けました。
その執念によって、震災の被害が大きかった地域は、
猛烈な暑さだったという事実が後世に残りました。
気象予報士の森田正光氏は、気象関係者の間では
「観測の継続こそが最も重要な任務」
ということが常識となっている、と述べます。
記録の集積は、過去を現在に伝えるだけでなく、
未来の建設にもつながります。
文豪・トルストイは、
18歳の頃から生涯、日記を書き続けました。
22歳の時には、「日記によって自分自身を
判断することはきわめて好都合である」
と記しています。
彼は日記を読み返しながら、自分の成長を確認し、
明日へ出発する誓いにしました。
継続は力である。
「雨垂れ石を穿つ」と言うように。
月々日々にたゆまず、学び、友を励ます。
その一日の努力、一人の前進が偉大な叙事詩をつづりゆく。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!