愛用する日記帳は、今日の出来事を書く欄の上に、
前年の同じ月日が記されたレイアウトになっています。
上段を見て“去年の今頃は何があって、
どんなことを考えていたかな”
と読み返すのも日課です。
書かれた内容は悩みや決意など、さまざまです。
ただ、当時の課題の多くは乗り越え、
“あの日、あんなことがあり、
こんな思いをしたからこそ、充実の今がある”
と感謝できるものになっています。
ある女性は、日々の出来事を
ノートに書きとどめることを習慣にしてきました。
だが、ある日を境に空欄が続きます。
彼女は脳出血で救急搬送され、
入院生活を送っていました。
生死をさまよう危機を乗り越え、
体は徐々に回復したが、生きる希望が見いだせず、
ペンを手にできませんでした。
その空白を埋めるかのように、
仲間が毎日、激励のメールを送り続けました。
その励ましで彼女は“元気になって生き抜く!”
と心の向きが変わりました。
退院し、今では車を運転して走っています。
大病に倒れたのは、昨年の11月6日。
彼女は今年の11月6日、ある資格試験を受験します。
試験当日のノートの書き出しは
すでに決めてあるといいます。
「今日は私が1年かけて身も心もよみがえらせ、
大きな勝利を刻んだ記念日だ」。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!