2003年、病院で1人の男の子が生まれました。
か細い産声を上げた彼の体重は796グラム。
右手の指と右腕には障がいがあり、
右の肺は気管支鏡でも確認できなかった。
医師は両親に「2週間がヤマです」と告げました。
彼の生命力は、その“険難の峰”を越えました。
ただ、その後も試練は続きます。
脳性まひの影響もあり、
歩けるようになったのは3歳でした。
小学生の時は、体育着の着替えや給食などで、
級友に遅れまいと頑張りすぎて、
体調を崩したこともあります。
それでも両親の愛情に包まれた彼は、
着実に成長していきました。
小学6年で少林寺拳法を始めました。
後年、初段を勝ち取り、
黒帯に金文字で「不撓不屈」と刺しゅうを。
彼と両親は、この4文字を心に刻み、前に進みました。
彼には夢がありました。
“大学で学びたい”――今春、その夢を実現しました。
偉大な使命を自覚して勇敢に立ち向かうならば、
艱難をも飛翔の力へ変えて、
計り知れない高みへ上昇することができます。
その通りに生きてきた彼は、堂々と胸を張ります。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!