実りの秋、店頭に今年も新米が並び始めました。
以前、水稲栽培の農家が「苗踏み」をする光景を見ました。
重いローラーに踏み付けられて苗が
折れ曲がる様子は痛々しい気もしたが、
この刺激が生育を促進させ、根張りが良くなり、
倒れにくい丈夫な稲に育つのだといいます。
「鍛えがあるからおいしい米ができる。
人生に通じますよね」
と農業従事者がしみじみと語っていました。
確かに、苦難の山坂を越えた人の歩みは味わい深い。
そもそも順風満帆なだけの人生などありえない。
加えて、混迷を極める昨今の世相。
仕事の苦境、人間関係の軋轢、
思いもしなかった災害や病気……。
“なぜ自分が”と壁にぶつかっている人も
いるかもしれません。
しかし、意味のない試練などありません。
直面する悩みを“業”と捉えるだけでは
価値を生み出せません。
“勝利劇を演じるために、自ら誓願した試練なんだ”
と捉えて真剣に、行動に打って出る。
その時、宿命は必ず使命に変わります。
何があろうと屈せず、希望を持って前へ。
その姿勢を貫く人生に豊かな「実りの季節」は
やってきます。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!