ある男性の父は腕利きの大工でした。
男性も若き日から、親方である父のもとで働きました。
父は強盛な人でもありました。
男性は父の背中に、仕事の姿勢を学びました。
その後、大病を患った父は
揺るがぬ確信をもって闘い抜きました。
今世の使命を全うした父の遺志を継いで、
壮年は形見である父の大工道具を手に独立。
社会で実証を示しつつ、奮闘しています。
別の男性は、かつて新聞配達員を務めました。
配達から帰ると、当時、連載中だった小説を
ノートに切り貼りするのが、長年の日課でした。
男性には娘がいました。
後年、娘が結婚する際、
男性はあの“ノート”を手渡しました。
「うちは裕福じゃないから、
豪勢な嫁入り道具は準備することができない。
でも、これがあれば大丈夫だ。
本当の道を学んで幸せになりなさい」。
娘は“父が新聞の切り貼りをしてきたのは、
この日のためだった”と知りました。
大切なノートを受け取り涙ぐんだ娘は今、
幸せな家庭を築き、頑張っています。
親の心の姿勢を通して“心”は正しく、
そして必ず、わが子に伝わっていくのです。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!