おむすびを題材にしたエピソードは多い。
 

“おにぎりの影をたどると、
一代記の材料になる”
(幸田文)、
“握り飯のうまさは、
貧乏な母親につながってゆく”
(吉川英治)と、
著名な作家たちも思いをつづっています。


 

呼称は違えど、共通するのは握った人の温かな心が
詰まっていること。

 

その愛情が人生の支えとなったのだろう。
 

阪神・淡路大震災が起きた1月17日が
「おむすびの日」に制定されたのも、
ボランティアが被災者におむすびを
配ったことが淵源だといいます。



 

2014年8月下旬に広島市を襲った記録的豪雨では、
166カ所で土砂災害が発生しました。

 

ある女性が住む地域では、約半数の家屋が被災。
 

道路も寸断される中、
彼女は困っている人の力になりたいと、
自宅でおむすびを握り、近隣に配り歩きました。


 

住民たちと一緒に1週間ほど炊き出しを続けました。
 

「些細なこと」と謙遜しながら彼女は言います。
 

「被災者同士で励まし、支え合った日々が、
地域のつながりをより強くしました」。


 

おむすびは漢字で書くと「御結び」。
 

「結」には、つないで一つにする意味もあります。
 

目立たなくとも、地道で温かな振る舞いこそが
「人と人」「心と心」を結ぶ確かな力となるのです。

 

 

 

 


「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。

ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。

そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!