悩んでいる人は「聞いてもらう」だけで、
ぐっと心が軽くなるものです。
自分の話を親身になって「聞いてくれる」。
そのこと自体が、生きる励ましになっていきます。
精神医学の統計でも、そういう結果が出ています。
ストレスや、愛する人の死、その他の出来事で、
心に深い傷を受けた人も、
だれかそれを打ち明ける人がいた場合には、
健康に生きられる率がきわめて高いといいます。
反対に、自分の苦しみについて、
だれにも言えなかった人は、頭痛とか内臓疾患とか、
さまざまな病気にかかる率が高くなります。
「孤独」になってはいけません。
人を「孤独」にしてもいけません。
悩みに寄りそって、その苦しい「心音」に、
耳をかたむけてあげなければ。
そうすることによって、
じつは自分自身が癒されていくのです。
人を受け入れ、励ますことによって、
自分の心が励まされ、開いていくのです。
はじめは、だれもが自分のことで精いっぱいです。
自分の「悩みの声を聞いてもらう」──
そいう境涯です。
それが次第に、今度は自分が人の
「悩みの声を聞いてあげる」境涯に変わっていきます。
じつは、「幸福になりたい!」
という切実な苦悩の声のなかに、
芽生えが含まれているのです。
向上へのエネルギーに変えていくのです。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!