ドイツの作家のミヒャエル・エンデ氏の代表作『モモ』は、
小さな女の子モモが、
「民衆の心まで管理する管理社会」の悪と戦う物語です。
少女モモの周りには、いつも人々がが引き寄せられます。
なぜだろうか。
彼女が「相手の話を聞く」名人だったからです。
彼女は、ただじっと座って注意深く聞いています。
大きな黒い目で、じっと見つめながら、
真剣に耳をかたむけます。
すると──。
話しているほうは、
自分でも驚くような良い考えが浮かんできます。
また、迷っていた人は、
自分の気持ちがはっきりしてきます。
内気で、いつもしりごみしてしまう人は、
勇気が出てきます。
悩みで心が真っ暗な人は、
希望と明るさがわいてきます──。
モモが心をかたむけて真剣に聞いてくれるうちに、
自分が、世界中でたった一人しかいない、
かけがえのない人間なんだと信じられるようになります。
人に勇気、希望、意志、指針を与え、
かけがえのない使命に目覚めます。
それが、ただ「熱心に聞く」という行動だけで、
成し遂げられているのです。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!