『大漢和辞典』は、“世界最大の漢和辞典”として名高い。
その完成までに、
漢学者の諸橋轍次博士は30年以上の歳月を費やしました。
この間、博士は何度も苦境に立たされます。
1945年2月、東京への空襲により、
1万5千ページ分の版と資料が一瞬にして灰となりました。
追い打ちをかけるように、右目を失明。
編纂を共に進めていた4人の友が亡くなった。
妻も失い、編纂事業から一時、距離を置いた。
博士が再び編纂を開始する力となったのは、
友の存在でした。
大修館書店を創業した鈴木一平氏は、
会社を挙げて事業に取り組む決心を博士に伝えました。
写真植字の技術を発明した石井茂吉氏も、
協力を申し出ました。
こうした人々の支えによって、辞典は完成しました。
大望を抱く者には必ず、
それを共に進める友の存在があります。
大きな理想の実現は、一人ではできません。
この上半期、誰しもお世話になった人がいるに違いない。
たとえ一本の電話でも、
その人へ心からの御礼を伝えたい。
感謝の心から、新たな前進の力は生まれます。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!