ある家族の三男が、就職試験の面接を受ける日のこと。
共働きの両親は早朝に、
息子へのエールにそれぞれの名前を記した
一枚のメモ用紙を食卓に残し、出勤しました。
数時間後、出発前の三男から、
両親に写真付きのメールが送られてきました。
写っていたのは“朝のメモ”でした。
そこには夜勤から帰宅した長男と、
大学に登校する前の次男の2人分の名前が
書き加えられていました。
日頃から多忙な皆が、
直接、顔を合わせることは少ない。
それでも思いを込めた「文字」には、
心を通い合わせる力があります。
戦争によって十分な教育を受けられなかった高齢の婦人。
後年、結婚したものの、
経済苦と家族の病気で苦しむ年月が長く続きました。
その婦人を、近所に住む女性が励ましに
足しげく通いました。
そんな時、ある笑顔の写真に心を奪われました。
“私もこんな笑顔になれるなら”と。
日々、新聞を熟読する中で文字を覚えました。
しばらくして、婦人は手紙をしたためました。
「こんにちは。◎◎です。私は幸せです」――
その飾り気のない一字一字に、
感謝と報恩の心があふれていました。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!