聴覚に障がいのあるグループの集いに参加した
健常者の友人。

 

会合前、館内のホワイトボードを会場前方に移動し、
通解等を書いていく。


 

健常者のリーダーの言葉を手話通訳者が伝える。
 

通訳者の“手の動き”を真剣に見入る人。
 

この時、文字を板書した意味が分かった。
 

健常者は文字を見ながら講義を耳で聞くことができるが、
それと同じ環境――文字と手話通訳者を
同時に見ることができる状況を提供するためだった。


 

相手の立場に立って行動することは、
何と難しいことだろう。

 

自分が世界の中心にいる限り、
自分の目でしか相手を見ることができません。

 

そんな小さな自分への執着を捨てて、
相手の世界に入って行動する時、共感が生まれます。

 

新しい目が開かれます。



 

会合が終わり、皆がが帰宅する時のこと。
 

会合の模様を聞いた会館警備を担当する男性が、
にわか仕込みの手話で
「ありがとうございました」と伝えました。

 

皆、満面の笑みで同じ手話を返した。
 

「心が通じました」と男性も目を細めました。

 

相手を完全に理解することは困難だが、
だからといって相手の立場に立つ努力は惜しむまい。

 

さあ、きょうも心と心を通わせる一日を!

 

 

 

 

 


「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。

ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。

そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!