太宰治の『人間失格』の中に
「ドストイエフスキイ」との記述があります。
その場面で主人公は“罪と罰”について語ります。
ドストエフスキーの“人間とは、また善悪とは何か”
という問題提起に、
太宰が作品を通して自分なりの思考を
展開しているとも捉えられるシーンです。
19世紀の海外の文学に、20世紀の日本の作家が学び、
その小説を21世紀を生きる自分が読む。
まるで時代も場所も超えて
作者とつながっているように感じます。
ここに、読書の醍醐味の一つがあるのでしょう。
本を通じて時空を超えた絆に思いをいたし、
歴史と人生とこの世界を貫く普遍に迫る。
それは、小説に触れる中で、
私たちが実践していることです。
全精魂を注いだ作品を通して、精神を学び、本義を深める。
その研さんの輪は地球を包み、
平和の礎を築く大きな力となっていくのです。
未来へ流れ通わせる使命を担うのは、
今を生きる私たちです。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!