経験のない出来事に遭遇した際、
好奇心旺盛な子どもは驚きながらも目を輝かせ、
きっとこう言うでしょう。
「なぜ? どうして?」。
一方、経験豊かな大人でも不条理で想定外の窮地に陥ると、
落胆してこんな言葉を発してしまう。
「なぜ? どうして?」。
文字にすれば同じでも、意味合いは全く異なります。
また、こう口にした後、前進するか、
あるいは後退してしまうかによって、
未来は大きく変わってくるでしょう。
ある男子高校生は教員になる夢を抱き、
猛勉強の末、大学進学を勝ち取りました。
だが、在学中に父が急逝。
一家に多額の負債がのしかかりました。
“大学を辞め、長男の自分が働いて返済しよう”
と夢を諦めかけました。
そんな彼を、仲間は温かく励まし続けました。
「全てに意味がある。将来、さまざまな事情に悩む児童を
全力で支える教師になるための試練だと腹を決めよう」。
彼は奨学金とアルバイトで学費を工面し、
晴れて大学を卒業。
念願の小学校教諭となり、後年、負債も完済しました。
“なぜ自分が? どうしてこんなことに?”という、
理不尽とも思える苦難を、
納得のいく勝利劇で決着させる。
その力が厳然とあるのです。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!