新年度が始まって1カ月余り。
清新の志で社会人になったものの、
「理想と現実の差」に翻弄され、
それでも歯を食いしばって奮闘中の人も多いでしょう。
思い出す話があります。
大手外資系企業の内定を勝ち取った学生。
“実社会で縦横無尽に活躍し、
実証を示す人材に成長する”と決意し、
入社式を迎えました。
彼の赴任地は、希望と異なる場所でした。
落胆する彼に先輩が語りました。
「願いがかなうとは『欲しいもの』ではなく、
『人生に必要なもの』が手に入るということだ。
期待してるぞ」。
その後も、思い通りにいかない苦闘の日々が続きます。
だが彼は、どんな小さな仕事も必死にやり抜きました。
こうした八面六臂の活躍で、
願った通りの見事な実証と大きな信頼を築きました。
「煩悩即菩提」「変毒為薬」といった
仏法の法理を示す言葉の“順序”に思うことがあります。
「煩悩」や「毒」が先で「菩提」や「薬」が後です。
眼前に悩みや苦難があるからこそ、
それを成長の糧に転換し、
偉大な境涯を開いていけるのです。
新社会人の友だけでなく、
先輩たちも心をリフレッシュして、
自己の開拓と前進の日々を!
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!