80代の婦人と40代の息子が母子で参加した懇談会。
途中、発言を促された息子は、
最近、家業を畳んだことを口にしました。
経営努力の不足以上に、不条理な環境に翻弄されて
辞めざるを得なかったとの無念さが、
硬い表情と強い語気に表れていました。
数日後、息子から「認知症の母の姿が見当たらない」
と友人に連絡がありました。
“厳寒の屋外で何かあっては大変だ”と、
仲間は総出で捜し回りました。
母は見つかり、大事に至りませんでした。
息子は安堵の面持ちで、深い真心に感謝を述べました。
耐えがたい苦境に立たされた時、
人はわが身のふがいなさを痛烈に思い知る。
原因や責任を他に求めてしまう場合もあります。
だが一方で、その時に同苦し、支える人が周囲にいれば、
心に希望の光が差し込み、感謝の気持ちが芽生えます。
試練を単なる苦しみで終わらせず、
新たな価値創造への転機にできるものです。
この出来事がきっかけとなり、
母と共に力強い人生を歩みだしました。
励まし運動は、縁する全ての人々に
“いかなる苦難も自身を鍛える肥やしにできる”
と勇気を送ります。
励まされた人は、自他共の幸福を築く主体者へ
成長していきます。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!