彼の名刺には、名前と共に自身の似顔絵が印刷されていました。
 

絵が得意な友人に描いてもらったといいます。

 

彼が地域の子供たちの見守りをしていた時に作った名刺でした。
 

初めて会う子供たちにも手渡しました。
 

「この似顔絵、似ている?」と言うと、
ほとんどの子が顔を上げました。

 

「子どもたちと目を合わせ、同じ目線で会話することを、
とにかく心掛けました。似顔絵は、そのきっかけです」。


 

「子どもたちが顔を上げないので、
話が伝わったかどうか分からない」
――。

 

共通する悩みを解決するため、試行錯誤し、
たどり着いた知恵の結晶が
“似顔絵の名刺”でした。
 

数十年たったが、彼は「あの時に絆を結んだ少年たちが、
立派に成長して再会できることが何よりもうれしい」

と語ります。



 

「目は心の窓」と言うように、
その人のありのままの心の状態が表れます。

 

相手の目を見て「この人は信頼できる」と感じるからこそ、
相手の話に耳を傾けるのです。

 

目を合わせて会話することは信頼関係を築く第一歩です。

 

文豪ビクトル・ユゴーは小説『九十三年』で、
子どもは誰のものかとの問いを立て、
最後に「偉大な祖母である人類のもの」とつづりました。

 

この心で未来の使者と接したいですね。

 

 

 

 

 


「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。

ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。

そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!