山本周五郎の小説『ながい坂』で、
主人公の武士が妻を隣にこう思う。

 

「伴れ添う者に身も心も任せ、
安心して幸不幸をともにしようとする女の姿ほど
いじらしく愛らしいものはない。
この平凡な、わかりきったところから、
男のもっとも男らしいはたらきが生れるのだ」。


 

夫婦の在り方は時代で変わります。
 

だが伴侶がわが人生に多大な影響を与えることは変わりません。



 

ある男性の夫人が今年、他界。
 

苦楽を共にした妻との別離に悲痛の日々。
 

ある日、1人の女性が男性を訪ねてきました。
 

彼女は夫人が入院した病院の看護助手でした。

 

彼女は夫人から「あなたの看護は慈愛にあふれていますね」
と常に言われたとのこと。

 

その激励に一念発起した彼女は看護学校へ進学。
 

来春から先の病院の看護師になるといいます。
 

「今の私があるのは奥さんのおかげです」との言葉に、
男性は
“妻は今も周囲に希望を届けている”と涙し、
再起を誓いました。


 

永遠に消えない幸福の思い出──
胸中の妻との旅路は続きます。

 

 

 

 

 


「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。

ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。

そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!