批評家の若松英輔氏が「現代における『いのち』の危機は、
必ずしも迫害というかたちをとらない」とつづっています。
さらに「いのち」の危機として、次の三つを挙げています。
まず、自ら選び取ったわけではない強いられた「孤独」。
次に、希望を絶たれた状態である「絶望」。
最後に、誰の目にも触れずに孤独と絶望を抱えるほかない
「孤立」です。
反対に「他者とのあいだにあるとき、
『いのち』はその輝きを増す」と氏は指摘します。
他者のために全身で何かに参与することで
「『いのち』は強められる」と。
長引くコロナ禍にあって、
孤独や孤立の深刻化が危惧されています。
会いたくても、周囲の状況がそれを許さない場合もあります。
たとえ会えなくても、電話の一言で、
目の前の壁が破れることもあります。
一通の置き手紙が、その人の人生を変える場合だってあります。
知恵を絞り、工夫を重ねて、
他者と心を通わせる年始としたいですね。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!