釈迦が臨終の際に残した言葉は、
「もろもろの事象は過ぎ去るものである」。
ただし、ただ過ぎ去るだけでなく、
物事は常に良くもなれば悪くもなるという
「変化の可能性」を持っている。
未来は、予定調和の固定されたものではなく、
一進一退を繰り返す“現在の攻防戦”の中から
生み出されていく。
福島県の温泉街で長年、飲食店を営む夫婦がいます。
バブル崩壊や原発事故による風評被害など、
幾多の不況の波に襲われました。
現在のコロナ禍でも休業を余儀なくされました。
“これでもか”と迫り来る試練に、夫妻は立ち向かってきました。
2カ月前に営業を再開。
まだ苦境の渦中だが、妻は商工会女性部長として、
同じように苦しむ友に寄り添う。
養蜂も手掛ける夫は、蜂の伝染病である「腐蛆病」を乗り越え、
県の品評会で最高賞に輝きました。
夫妻の不屈の姿に、地域から大きな信頼が寄せられています。
冒頭の釈迦の言葉には続きがあります。
「怠ることなく修行を完成しなさい」。
順風の時に油断せず、逆風の時に決して諦めず、
どんな時も前へ前へと進む。
“現在の攻防戦”に立ち向かう人に、
乗り越えられない壁はありません。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!