古代インドの仏教説話を一つ。
 

強大な軍を擁し、
王自身も象のように強いカーリンガという国があった。

 

ある日、カーリンガ王は策謀を巡らせて
アッサカ国に戦争を仕掛けた。


 

開戦前、天帝が勝敗を占い、
「カーリンガ国が勝つ」と予想した。

 

それを聞いた王は大喜び。
 

この話は広く伝わり、
すでに勝った気でいる王に率いられたカーリンガ軍は

“我々の勝ちだそうだ”と、戦いの手を緩めた。

 

一方のアッサカ王は、決死の覚悟で自ら馬に乗り、
千人の精鋭と共に敵陣へ突撃。

 

油断したカーリンガ軍を打ち破った。
 

それを見た天帝は語る。
 

「心のゆるぎなき集中と、統一乱さず、

時にのぞみての出陣」。
 

そして「確固たる勇気」
 

このゆえに「アッサカ王に勝利あり」と。



 

「大丈夫だろう」という慢心、
「自分ぐらいは」という人任せ――
どんな強者でも、

世評や風聞に惑わされて歩みを止めてしまえば、
足をすくわれます。

 

勝負の厳しさです。

 

自分らしく精一杯戦っていくことです。
 

その真剣な一念によってこそ、
自分ならではの、最高の力が発揮されます。


 

自分が活路を開いてみせる――
その決定した一念の行動から勝利への回転は始まります。

 

 

 

 

 


「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。

ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。

そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!