プロ野球で両リーグ共に、
前年の最下位チームが優勝したのは史上初です。
セ・リーグはヤクルト、パ・リーグはオリックスが制覇しました。
飛躍の要因はさまざま考えられますが、
共通するのは「指導者の手腕」でしょう。
ヤクルトの高津臣吾監督は声を聞き、
声を発して「言葉の力」を大切にしました。
負けが込んだシーズン終盤には、
こう言って選手を奮い立たせました。
「一枚岩でいけば絶対崩れることはない。絶対大丈夫」。
結束を強めたチームは重圧をはねのけ、
6年ぶりのリーグ優勝を果たしました。
オリックスの中嶋聡監督は「育成と勝利の両立」を追求しました。
過去の実績を問わず、若手を積極的に起用。
くすぶっていた選手にもチャンスを与えました。
昨年1勝の2年目左腕・宮城は13勝を挙げ、
30歳の杉本は本塁打が2本から32本に激増。
適材適所の采配で個々の能力を引き出し、
実に25年ぶりの栄冠をつかみました。
「信は万物の基を成す」。
名将・野村克也さんがよく口にした言葉を思い出しました。
号令やポーズで人は動かない。
リーダーの責任ある姿勢と言動が皆の信頼を集め、
力を発揮させるのでしょう。
共戦の友と互いをたたえ、心から励まし合おう。
それが新たな勝利の「基」となります。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!