読書は、人類が獲得した文化です。
情報化社会の進展は、
自分でものを考えずに断片的な情報を受け取るだけの
受け身の姿勢を人々にもたらしやすい。
自分でものを考える必要があるからこそ、
読書が一層必要になります。
自分の気持ちを知り、整理するのも言葉、
自分の思考や意志、思想を形づくるのも言葉。
そしてそれを他者に表現として伝える手段も言葉しかありません。
ですから表現には言語力が必要不可欠で、
その力をつけるのが読書です。
読書で養った読解力と表現力は表裏の関係にあり、
読解力以上に表現力を高めることはできません。
読書によって、自身の言葉で考えや意見を言語化し、
他者に伝えられるようになるといえるでしょう。
それだけではありません。
読書は心を養う糧であり、人生の旅の友です。
一冊の良書は、偉大な教師に巡り合ったのと同じです。
読書は「人間だけができる特権」であり、
いかなる動物も読書はできません。
自分の人生は一回切りですが、読書によって、
何百、何千のほかの人生に触れることもできるし、
二千年前の賢者と話もできます。
”読書の喜び”を知ることで、人生を大きく深くしていけます。
秋が深まるこの時期にかけがえのない良書と出合い、
人生を豊かに潤していきたいものです。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!