ホイットマンは詩集『草の葉』の表紙の色を何度も変えました。
36歳で編んだ初版は緑、第3版は赤茶、
臨終版は枯れ葉をイメージする褐色。
本の装丁をもって人生の変遷を表しました。
新緑や紅葉だけではない。
冬枯れの葉にも生命の輝きを見たのでしょう。
詩集にこうあります。
「わたしは幸運を求めない、このわたし自身が幸運なのだ」。
進行性筋ジストロフィーと闘う女性の絵はがき。
描かれていたのは「枯れたヒマワリ」。
“一人一人の心に平和の種をまきたい”
と言葉が添えてありました。
入院生活45年。
徐々に筋力が低下する苦悩の中で信心に出あい、
生きる力を得ました。
窓から見たヒマワリは、枯れてもぎっしりと種を付け、
大地を見つめて立っている。
その姿に感動した彼女は人工呼吸器を鼻に当て、
肘を支えてもらいながら絵はがきを描いた。
それを友人らに送り、メールで会話。
向上心を燃やし続けています。
どうすれば自らが持つ生命の尊さに気付けるのか。
彼女のメールに答えがありました。
「命懸けで生きてこそ、本当の幸せが見えます」。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!