石ノ森章太郎氏がトキワ荘で暮らしていた時、
最初にテレビを購入したのが藤子不二雄氏でした。
藤子氏の部屋にテレビを見たいアパートの住人が押し掛ける。
ところが翌年には、石ノ森氏の部屋に人が集まった。
もっと大きなテレビを購入したからです。
トキワ荘の漫画家たちは、互いの夢を語り合う友であり、
ライバルでもありました。
テレビ一つ買うのも競い合った。
アパートで切磋琢磨した日々は、
後の漫画家・石ノ森の礎となりました。
彼は言います。
「トキワ荘の四畳半生活にボクの青春時代のすべてがあった」と。
後で振り返れば、テレビの大きさで張り合うことに意味はない。
だが、この一見たわいもない逸話から、
彼らが、がむしゃらに互いを磨き合っていた
“熱量”が伝わってきます。
だからこそ、石ノ森氏の記憶にも残ったのだろう。
誰しも人生、一心不乱に戦うべき時があります。
その「時」が、若い時代ばかりとは限らない。
立ち上がるべき時は、常に「今」である。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!