人間を信じ抜く――この姿勢を貫くことがどれほど困難か。
長年、紛争地帯で医療活動を行った
著名な看護師の半生がつづられた
『クレア・バーチンガー自伝』を読み、痛感しました。
著者のバーチンガーさんは、戦場で負傷者を搬送するため、
敵対する双方の司令官と何度も停戦交渉をしました。
親しく接すれば、誰もが家族を愛し、思いやりがあり、
平和を望んでいることが分かりました。
それが戦争で、言語に絶する残酷な経験をするうちに、
人間が信じられなくなり、“暴力の実行者”と化してしまう。
この連鎖を根本から断ち切る道は一体、どこにあるのか。
「光に満ちた世界への扉が開かれたような感じ」。
バーチンガーさんはそう表現します。
どんな負の感情も智慧と慈悲に転じる哲理と実践に出会います。
人の内面を変革し、やがて社会をも変えていく。
この事実を知り、
「私のなかにあった絶望が希望に変わった」と。
今ほど、互いの差異を超え、
平和の道を開く方途が求められている時はありません。
友情と信頼を広げる私たちの使命は大きい。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!