歴史家カーライルが

『フランス革命史』第1巻を書き上げた時のこと。
 

友人の哲学者ミルが書評を書くために、原稿を借りた。
 

ところが、ミルのお手伝いさんが、
原稿を不要な紙と勘違いして焼却してしまう。


 

数カ月に及ぶ執筆の苦闘は、一瞬で灰と消えた。
 

それでもカーライルは、謝罪に来たミルを懸命に励まし、
翌日には重ねて「友よ、元気を出すんだぞ!」
「ぼくはふたたびそれにかかる」と手紙につづった。


 

実際には、カーライルの落胆は大きく、
何も手につかない日が続いた。

 

だが、“第一に貴いのは、この艱難を耐え再び筆を執ること”
と奮起し、半年後に再び原稿を完成させた。



 

思わぬ苦境に陥った時、その原因をつくった人さえも励ます。
 

そんな心の強さをカーライルは持っていたのです。
 

余裕があるから、人を励ませるのではない。
 

自らが戦っているからこそ、人を励ませるのです。

 

この出来事を通して、内村鑑三は記しました。
 

「不運にあっても(中略)事業を捨ててはならぬ、
勇気を起してふたたびそれに取りかからなければならぬ」
と。
 

人生に思わぬ難局はつきもの。
 

その運命を引き受け、周囲を励ましながら、

不屈の一歩を踏み出す。
 

そこから“勝利の自分史”は紡がれるのです。






「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。

ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。

そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!

 

 

 

 

 

 

 

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