目は口ほどに物を言う――
この言葉を、より実感するようになりました。
コロナ禍でマスクの着用が日常化し、
口元を見る・見せる機会が激減したからです。
近年の研究によれば、
面と向かった相手の感情を読み取る際、
欧米の人々が相手の口元を重視するのに対し、
日本人は目元を重視する傾向があるといいます。
目の動きで思いを伝える意味の「目顔で知らす」や、
驚いた様子を表す「目を皿にする」など、
目にまつわる慣用句が多いのもうなずけます。
「眼施」という言葉があります。
常に慈愛のまなざしで相手と向き合うことです。
また柔和な笑顔で友と接することを「和顔悦色施」といいます。
「心施」と呼ばれる施しもあります。
相手への思いやりを持ち、喜びも悲しみも共にすることです。
「目は心の窓」「目は心の鏡」ともいいます。
心は目に見えないが、
心のぬくもりは目の輝きや表情に表れます。
マスクで顔の半分を覆い隠しても、
友の幸せを願う心は隠すまい。
こんな時だからこそ、
まなざしや言葉に一段と心を乗せて表現できる自分でありたい。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!