今年の干支の丑は、動物では牛を当てます。
牛で思い出すのは、
夏目漱石が芥川龍之介と久米正雄に宛てた手紙。
「牛になる事はどうしても必要です。
吾々はとかく馬になりたがるが、
牛には中々なり切れないです」
「牛は超然として押して行くのです。
何を押すかと聞くなら申します。
人間を押すのです。文士を押すのではありません」。
期待する若い2人へ、焦ることなく、地位や肩書によらず、
“人間”を相手にし、
自身も人間として勝負していく生き方を
助言したとも読み取れます。
かつて、深い悩みを吐露した知人がいました。
周囲の励ましにも表情は曇ったまま。
その時、ある先輩が静かな口調ながら確信を込めて言いました。
「必ず乗り越えられます」。
顔を上げた知人は後日、悩みから解放されました。
透徹した真心が、再起を望む人間の背中を押したのでしょう。
確かな一歩一歩を刻む一年でありたいですね。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!