手紙が届きました。
万年筆で力強く書かれた文字が目に飛び込んできた。
「すてきな見送り・見守り ありがとうございました」。
仕事を終えた後、
相手の姿が見えなくなるまで見送りました。
このわずか数分にもならない行為に対する手紙でした。
「きちんと見送ってくれている姿を見た時の喜びは、
とても大きいものです」。
手紙には、その方の恩師との思い出がつづられていました。
半世紀ほど前、大学生の頃、恩師と地下鉄に乗った。
恩師は先に降りたがホームに残った。
そして、自分の息子と同じ年齢の一学生に、
姿が見えなくなるまで手を振って見送ってくれた。
この時、「弟子にしていただこうと、感激と共に決めました」。
心を動かすのは心。
策ではありません。
「心の底から出てこなくては、人の心に届かない」からです。
『老子』に「其の師を貴ばず、其の資を愛せざれば、
智と雖も大いに迷わん」とあります。
自分の師を尊敬し、自分を助けてくれる人に
心から感謝できる人生に行き詰まりはありません。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!