発行部数が累計6400万部を超え、
映画化もされた人気漫画「キングダム」。
「天下の大将軍」を志す主人公が、
後に始皇帝となる秦の国王と共に
「中華の統一」を目指す物語です。
長きにわたり大小の国家が争ってきた戦乱の世を
終わらせるには、「国境」そのものをなくすしかない――
若き国王の理想に、多くの人々が糾合されていく。
漫画は歴史を基にしたフィクションだが、
天下の統一という偉業は2200年の時を経ても色あせない。
始皇帝が暴君か名君かは、さまざまな意見があります。
万里の長城や巨大陵墓の建設に民を酷使した一方で、
文字や度量衡の統一などの業績も残しました。
ただ確かなのは始皇帝の死後、
わずか4年で秦は滅んでしまったということです。
なぜ強大な秦帝国は滅亡したのか。
作家の陳舜臣氏は、民衆の支持を得なかったこと、
地方の長官は中央政府から任命された官吏ばかりで、
身を賭して国を守る人々がいなかったことを挙げています。
要するに「民の安穏の実現」という明確な理念、
そして次代を担う真の人材を欠いていたということだろう。
法律や制度だけでは足りない。
それを支える人間と優れた精神性あってこそ、
世代を超えた発展はあります。
現代にも通じる重い教訓です。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!