映画界の巨匠・黒澤明監督が、ある表彰式で質問を受けました。
「あなたの作った映画で何が一番傑作ですか?」。
「羅生門」「七人の侍」……“候補”は数え切れない。
だが黒澤監督は答えました。
「傑作はありません」。
うまく伝わらなかったのかと、同じ質問が繰り返されました。
監督は再び答えました。
「芸術家にとって、傑作というものはありません。
あるとすれば、それは未来の作品です」。
この有名な逸話を通して、哲学者の梅原猛氏は語ります。
できあがったものに満足せず、
いつも未来に傑作があると思う――
これが本当の芸術家、学者の偽らざる心である、と。
“次こそ”という心を持つ人は、常に向上していきます。
福島県のある女性は、経済苦、大病を克服。
悠々と人生の総仕上げをと思った矢先、
原発事故の影響で避難生活を強いられました。
だが女性は負けなかった。
「まだまだ! 私の人生、ここからが本番よ」。
今日より明日へ、前を向く心から“人生の劇”は生まれます。
自分らしく挑戦を重ねる“名優”でありたいですね。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!