童謡「夕焼小焼」を口ずさむと、
子どもの頃の懐かしい記憶がよみがえる。
明治生まれの詩人・中村雨紅が、
古里の情景を歌ったものといわれています。
雨紅の郷里は現在の東京・八王子市上恩方町。
荒川区で教職に就いていた青年時代、夏休みに実家へ戻ると、
つい長居をしてしまうこともあった。
駅までの距離はおよそ4里(約16キロ)。
バスなど通っていない時代です。
徒歩で帰るその途次で、
夕日が山々を赤く染め上げる光景をまぶたに焼き付けたのです。
秋の印象が強い「夕焼け」だが、知人のカメラマンによれば、
実は夏の方が美しい写真を撮れるそうです。
湿度の高さが主な要因らしい。
赤系の光が目に届きやすい大気の状態となり、
燃えるような空の色が現れる。
俳句においても「夕焼」は夏の季語です。
私たちも時には望んでいた瞬間を撮り逃してしまい、
「きょうという日は、この人生で、たった一度しかないんだ」
と口惜しがることもあるでしょう。
荘厳な夕焼けは翌朝の好天を約束するという。
一日一日を悔いなく、自分らしく生きましょう。
明日の人生が晴れ晴れと輝くことを確信して。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!