中止となった夏の甲子園の代替大会が各地で始まりました。
「野球ができる感謝を胸に、
全ての高校3年生の代表として悔いのないプレーをします」。
そう語るのは大阪大会に臨む高校生。
コロナ禍で多くの同級生アスリートが“集大成の場”を
奪われました。
その悔しさが分かるからこそ皆の気持ちを
背負って戦う大会にしたい、と。
夏の甲子園の大会歌「栄冠は君に輝く」。
この歌の作曲を手掛けた古関裕而氏がモデルの
NHKの連続テレビ小説「エール」が好評を博しています。
同歌をはじめ数々のスポーツ応援歌を残してきた氏。
最初の代表作は、早稲田大学の「紺碧の空」でした。
ドラマには早稲田の応援団長が、
主人公に作曲を依頼した理由を告げる場面があります。
共に甲子園を目指した親友が自分のせいで大けがを負い、
野球ができなくなったこと。
早慶戦をラジオで聞くのが楽しみだという彼のために、
必死で野球部を応援してきたこと。
「野球を頑張る人のおかげで頑張れる人がいる。
頑張ることはつながる」。
その思いを受けて誕生した「紺碧の空」を歌い、
早稲田は慶応に勝利します。
自分の頑張りは必ず誰かの励みになります。
“最後の夏”に挑む球児たちに心からの声援を送りたい。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!