ある詩人が恩師と久々の再会を果たしました。
恩師は「変わりはなかったかい?」と声を掛けてくれました。
詩人は振り返ります。
あの時、「元気だったかい?」と言われれば、
「ええ、元気です」と答えるしかなかった。
でも、恩師は「変わりはなかったかい?」と言ってくれた。
この柔らかい一言に、ずっと自分のことを思い、
見守ってくれていた恩師の優しさを感じたといいます。
だから「言葉は心の仕事です」と詩人。
「人を内面から変えることができるのは、
言葉だけなのです」とも。
言葉は心であり、相手を思う心が届いた時、
その人を幸せにするエネルギーに変わるのでしょう。
私たちの生命活動は、行動(身)・言葉(口)・心(意)
として表れます。
心と行動とともに、言葉が自分という人間を決める
重要な要素なのです。
心ある言葉を大切にするアイヌの箴言を思い出しました。
「一人のうそつきがいるとコタン(集落)は滅びる」。
一つでもうそがあれば、
心ある言葉で成り立っている世界は崩れるからです。
心ない言葉ばかりが目立つ社会だからこそ、
自分の本当の心を託した言葉を届け続けたい。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!