新聞配達を長年務めた父が高齢となり、
息子は、“この地で何十年も配り続けたのか”
と父への思いを胸に帰宅。
「ただいま」とふすまを開け、息子は驚きました。
御仏壇の前に座る父が、声もなく泣いていました。
「無事故を祈っていたんだが、胸がいっぱいになって……」。
親子の絆をさらに強くしました。
ある婦人は数年前、夫を不慮の事故で亡くしました。
その朝、「行ってらっしゃい」と元気な夫を見送ったのに……。
ショックで体調を崩した彼女を再起させたのは、
息子の存在でした。
“わが子を世の中の人材に”
と夫婦で祈った日々がよみがえりました。
“心の中の夫と共に果たさなければならない使命がある!”
と立ち上がった母の姿に、息子も奮起。
毎朝、彼女は息子と目を合わせ、
「行って帰ってらっしゃい」と送り出すのが日課になりました。
息子は表情を一度引き締め、
そして笑顔で出掛けるといいいます。
心を最高の財産として伝え残すことで、
親子は生死をも超えて福徳に包まれるのです。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!