近所の土手からツクシが顔を出しました。
婦人が1本2本と摘みながら、歌を口ずさんでいます。
「ずーくぼんじょ ずくぼんじょ ずっきん
かぶって でてこらさい……」。
話を聞けば佐賀の「わらべうた」だといいます。
「ずくぼんじょ」は「ツクシ」を意味する方言で、
“頭巾をかぶって出ておいで”と呼び掛けている。
確かにそんな風貌です。
歌詞は「にょき にょき」と続きます。
「空に向かって伸びていくツクシの姿を見ると、
私も頑張らなきゃと思いますね」と、婦人はほほ笑みました。
ツクシは別名をツクヅクシといい、
食用としても親しまれてきた春野菜の一つ。
中国の有名な故事「竜門の滝」。
「滝を登り切った鯉は竜になる」との伝説です。
滝を登ろうとする鯉には数々の困難が襲い掛かります。
いかなる状況にあっても、
自身の境涯の高みを目指して上へ、また上へ。
ツクシの花言葉は「向上心」です。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!