歴史小説の大家・宮城谷昌光氏は出版社に勤める傍ら、
作家の立原正秋に師事し、創作活動を始めました。
だが、常に経済的な苦労が絶えませんでした。
40代半ばでも鳴かず飛ばず。
妻がふびんで、筆を折ろうと思いました。
だが、そんな時に読んだ中国の古典『菜根譚』の文章が
胸に刺さりました。
「己を舎てては、その疑いに処ことなかれ。
その疑いに処れば、即ち舎つるところの志、多く愧ず」。
すなわち、身を捨てて取り掛かりながら途中でためらえば、
初志をはずかしめることになる、との意味です。
氏は語ります。
「なんのためにあなたは最初に志を立てたのですか、と、
本は問いかけてきました」。
その後、氏は46歳で直木賞を受賞。
74歳の今も執筆を続けます。
人生勝利の要諦は、志を立てるとともに、
その志を貫いていくことにあるのでしょう。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!