詩人の吉野弘さんの「奈々子に」という作品には、
父として”娘にあげたいもの”が二つ記されています
一つは「健康」
もう一つが「自分を愛する心」です
「自分を愛することをやめるとき/ひとは/
他人を愛することをやめ/世界を見失ってしまう」
だから大切なのは、「かちとるにむずかしく/
はぐくむにむずかいい/自分を愛する心だ」と
読む側が年齢を重ねるにつれ、味わいが増す詩の一つです
ある婦人は昨年、夫を病で亡くしました
夫の唯一の心残りは、数年来、
音信が途絶えた長男のこと
葬儀の後、ようやく再会した長男は、
離婚と経済苦から自暴自棄になっていました
そんなわが子に、母は言いました
「自分を大切にするのよ。
それが、お父さんとお母さんの、ただ一つの願いなの」
長男は涙しながら何度もうなずきます
そして今、生き生きと頑張っています
ありふれた「自分を大切に」という言葉だからこそ、
子の幸福を願う親の慈愛がにじみます
何があっても、自分で自分を諦めない───
この限りない希望を、全ての人たちに伝えたいです
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!