「魚の絵を描いてみて」
ゲームのデザイナーとして働く友人が
”将来、ゲームを作る仕事がしたい”という後輩に出会うたび、
やってもらう”課題”だといいます
多くは、図鑑にあるような、頭が左向きで尾が右にある
”側面から見た絵”を描くそうです
そこで彼は問います
「魚を正面から見たことはある?」
「尾っぽの方から見たことは?」
目を丸くして、ペンを動かす手を止める子どもたちに、
笑顔で一言
「僕らはつい、一部を見ただけで
全部を分かったつもりになりがち。
でも、いろいろな角度から見ようとしなければ、
全体を正しく描くことはできないんだよ」
関わる対象が「人間」であれば、なおさらでしょう
皆の前では常に元気な人がいます
しかし、場面を変えて、一対一で話してみるとどうか
病や経済苦と闘う一家の悩みを打ち明けてくれたり、
将来への不安を口にしたりと、
知らずにいた一面を垣間見ることが少なくありません
ありのままの姿を知ればこそ、
真に必要な励ましを送ることもできます
慈愛とは、一人の人間を深く知ろうとする行動の中に
表れるのです
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!