昔は字を拾う仕事があった───
こう近所の少年に語ったら、「それ、なぞなぞ？」
と言われてしまいました
かつての活版印刷も知る人は少なくなってきました
活版とは「活字版」のこと
削った金属型に鉛などを流し込んで作った字が「活字」
１字ずつ活字を拾い、組み上げた活字版で大量印刷する
１５世紀にグーテンベルグが発明して以来、
出版物の主要な印刷方式となりました
新聞もこの方式で紙面を作っていました
今では、コンピューター化された紙面製作システムで、
印刷直前まで編集作業が可能となるほど、
紙面の質が格段に上がりました
活字がデジタルになっただけでなく、
紙面が瞬時に世界を駆け巡る時代です
情報技術の進歩は知識へのアクセスを容易にしましたが、
人間の「知恵」は増えたでしょうか
コミュニケーションの手段は整いましたが、
世界は分り合えたでしょうか
豊かな知恵を育み、世界を友情で結ぶ新聞の使命に
一層の精進を期待したいですね
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫！大丈夫！
