昨年は文豪・夏目漱石の生誕150周年
彼の作品を愛読した一人に、中国の文豪・魯迅がいます
魯迅は青年時代、日本へ留学
その間、次々と漱石の著作を買いそろえました
新作の小説が新聞に連載されると、わざわざ新聞を購読
含蓄に富んだ漱石の文章は、青年・魯迅の心に、
少なからず影響を与えたことでしょう
後に魯迅は、学んでいた医学を捨て、文学の道を志します
「日本に留学していたころ、
私たちはある漠然とした希望を持っていた───
文学によって人間性を変革し、
社会を改革できると思ったのである」
古典や名著といわれる書物は、限りない英知の宝庫です
そして、その宝を見いだすのは、
今を生きる読み手の「境涯」にほかなりません
書き手と読み手の時空を超えた「共鳴」であり、
「共同作業」なのです
本をどこまで深く読めるかは、
読み手が周囲の世界や自身の人生にどこまで深く
向き合っているかで決まるともいえるでしょう
絶えざる挑戦と向上の日々でこそ、
英知の言葉は生き生きと胸に響いてくるのです
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!