120年ほど前の日本では、
まだ女性に開かれていなかった新聞記者の道を、
自らの努力で勝ち取った羽仁もと子さん
後年、教育家となり、ユニークな教育方針の一つとして
「靴をそろえて脱ぐ自由」を強調しました
「脱いだ靴をそろえなさい」という強制ではなく、
”そろえない自由”も選択肢に示し、
自由の真意を考えさせたかったのでしょう
自由は自分勝手とは違います
自ら考え、選択し、その結果を引き受ける責任を伴います
それゆえ、問答無用でやらされるより、
成長のチャンスは大きいと思います
かつて、知人が病を患い、失職したことがありました
気ばかり焦るが、もがくほど泥沼にはまり、
生きる気力さえ失いかけていました
その時、いつもなら叱りつける母親が、
優しい言葉を掛けたのです
その後、体調を取り戻した知人は、
再就職を果たしました
生き方は本来、本人の自由です
”これしかない”と自ら選択してこそ、
真剣に自分と向き合えるのです
強制するのではなく、背中を押してあげる
これが、人を救うということだと思いますね