トヨタ自動車の市販車第1号は、よく故障しました
苦情も殺到し、販売は困難を極めた
しかし、販売店の支配人は負けていません
「我々が自信をもってユーザーに
差し上げることのできるものは、
ただ誠意・誠実・まごころ、それだけだ。
我々は全力をあげて、実践する」
営業マン自ら、整備・点検に汗を流しました
整備士と共に故障車のもとへ、
昼夜を問わず駆け付けた
もっといい車を作ってくれれば、苦労しないのに───
こう思って当然でしょう
しかし彼らは人をあてにしたり、
人のせいにはしません
”国産車を育てるのは自分だ”という決意と確信は、
技術者にも劣らなかったのです
新しい時代を切り開くときは、
自分の強い信念が大切です
そのために、できることは何でもやる
そんな気概で壁を破りたいですね